歯周病かんたん自己診断

5人中4人が歯周病または歯周病予備軍です

歯周病は生活習慣病のひとつです。直接の原因は歯周病菌による感染症で、歯茎の腫れに始まり、じわじわ進行。炎症は歯を支える組織に進行し、顎の骨を溶かしていきます。さらに放っておくと歯が抜けてしまうことにつながるのです。日本の成人の歯を失う原因の第1位の歯周病。ごく初期の段階では自覚症状がほとんどないので、知らないうちに進行してしまいます。あなたは大丈夫でしょうか?

すぐできる!歯周病チェック

高齢者の病気だと思われがちな歯周病。最近は10代や20代の方にも見られます。こちらで「歯周病かんたん自己診断」を試してみてください。気になる症状がありましたら、チェックしてみましょう。

歯周病かんたんチェックシート
起きたとき、口の中がねばつく
歯磨きのとき、歯茎から出血することがある
歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなった
口臭がきつくなってきた
硬い物を咬むと歯が痛い
歯茎が腫れている
歯茎が下がって歯が伸びたように見える
歯茎がムズムズする
歯茎から膿が出る
歯がグラつく
歯茎がブヨブヨする
歯周病かんたん自己診断
チェックが0個の方:健康な状態です

とても健康な状態で、今のところ歯周病の心配はありません。その健康を維持するため、これからも毎日の歯磨きによるセルフケアと歯科医院での定期検診を受けましょう。

チェックが1~4個の方:軽度歯周炎(歯肉炎)の可能性があります

歯肉炎、歯周炎の初期症状が見受けられます。悪化させてしまう前に、お早めにご来院ください。歯磨き指導とともに、歯科医院での処置を行います。

チェックが5~7個の方:中等度歯周病の可能性があります

中等度の歯周病にまで進行しているかもしれません。それ以上悪化させてしまう前に、できるだけ早く治療を始めましょう。

チェックが8個以上の方:重度歯周病の可能性があります

重度の歯周病かもしれません。放っておくと歯を支える顎の骨がさらに溶けてしまい、歯が抜け落ちてしまいます。大切な歯を守るためにすみやかに治療を受けましょう。

歯周病の進行段階

歯肉炎・軽度歯周炎 中等度歯周病 重度歯周病
歯肉炎・軽度歯周炎 中等度歯周病 重度歯周病

歯茎が軽い炎症を起こし始め、歯と歯茎の溝(歯周ポケット)が少しずつ深くなり始めます。歯磨きの際に出血することがありますが、痛みなどの症状はまだありません。

炎症が進行して歯を支える顎の骨にまで達した状態です。歯周ポケットがより深くなり、歯茎が腫れ出血が見られます。歯がグラつき始め、歯が浮く感じや口臭も現れます。

歯を支える顎の骨が半分以上溶かされた状態です。歯茎が下がり、歯がグラつき、膿や痛みが出て口臭がきつくなります。さらに悪化すると歯が抜け落ちてしまうことがあります。

「こもれび歯科」のさまざまな検査について

歯周病は全身疾患とも関連があるのです

歯周病は早期発見・早期治療が大切です