その場しのぎの治療の危険性

その場しのぎの治療を受けていませんか?

虫歯治療とは「虫歯部分を削って、詰め物や被せ物をする」ことです。かんたんなことのようですが、精密さも要求されます。もし感染部分をすっかり除去することができず虫歯菌が残っている状態で詰め物や被せ物などの人工歯を装着してしまうと、その下で虫歯が再発。見つけにくいことも加わってどんどん悪化して、より深い虫歯になり、抜歯のリスクを高めてしまいます。大切な歯を守るためには、「その場しのぎの治療」ではなく慎重な治療を行う必要があります。

「2次的虫歯」について

「2次的虫歯」について

2次的虫歯」とは虫歯治療した歯がふたたび虫歯になってしまうことです。毎日のセルフケアの不足や虫歯になりやすい生活習慣を続けることでそのリスクは高まります。しかし「2次的虫歯」の原因はそれだけではありません。治療の精度が低い場合に起こるのです。

虫歯治療では虫歯菌の感染部分を残さないことが基本です。そして削った部分に装着する人工歯の精度も高い必要があり、しっかりすき間なく適合し、残っている歯質との継ぎ目がないことが理想です。適合精度や接着精度が低いとそこから虫歯菌が侵入してしまい、虫歯の再発につながってしまいます。

歯の崩壊は連鎖します

歯の崩壊は連鎖します

歯は一度虫歯になってしまうと再発しやすくなります。最初は小さな虫歯でも再発のたびに歯を削り、より大きな人工歯を装着することになるのです。小さな詰め物(インレー)から大きな詰め物(アンレー)に、そして被せ物(クラウン)になり、やがては抜歯の運命をたどることになります。1本の歯だけでなくまわりの歯にも感染するリスクが高まります。つまり歯の崩壊の連鎖が起こってしまうのです。

80歳以上の方の残存歯数は日本では平均十数本だといわれています。そしてこの年代の方の2人に1人が総入れ歯だというデータがあります。これは歯科医院で治療を行っても、また再発させてしまい、治療をやり直ししていることが原因のひとつです。そして「予防」に対する意識が低いことも挙げられます。歯医者に痛くなる前に定期検診で通院し、歯のチェックやクリーニングを行うことが再発予防への近道です。毎日の正しいセルフケアとともに定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアによりお口のトラブルの予防や再発を防ぎましょう。

合わない入れ歯でお悩みではありませんか? 入れ歯治療のお話はこちら

目立たないマウスピース矯正で、きれいな歯並びを手に入れましょう